東京・赤羽の青猫書房さんで個展を開催しています。 会場の青猫書房さんは本のセレクトもよくて、つい会場を抜けて本を眺めてしまいます。
展示スペースはカフェにもなっていて、中庭のガーデンを眺めながらゆっくりカフェタイムを楽しんでいただくこともできます。
毎日会場にいられないのが残念ですが、以下の日程で在廊する予定ですので遊びにいらしてください。
作家在廊日
6月9日(日)11:00〜14:00*14:00〜他のイベント有り
6月10日(月)13:00〜15:00
6月15日(土)11:00〜17:00
6月16日(日)11:00〜13:00*13:30〜他のイベント有り
6月21日(金)11:00〜16:00*16:30〜他のイベント有り
6月22日(土)11:00〜13:00*14:00〜ライブがあります。
*展示スペースではライブなど様々なイベントが企画されています。
イベントによっては展示がご覧いただけない場合もありますので以下のページでご確認ください。
今のようなスタイルで水彩画を描き始めたのは2021年の3月、バックカントリースキーで膝を骨折してしまいガイドの仕事ができなくなったのがきっかけでした。
松葉杖なので車の運転もできず、家にこもってアラスカで撮影した写真を見ながら水彩画を描き始めたのです。
そして、同じ年の7月に友人のカフェで個展をやらせてもらいました。
その頃には一人で外出できるようになっていたのでできるだけ会場にいるようにしたのですが、様々な出会いがあり、とてもいい時間だったと思います。
その後、膝も回復したのでガイド業も再開しながら少しづつ絵を描いていました。
2015年から通うようになった沖縄の辺野古では、
新基地建設によって破壊されている大浦湾に胸を痛めながらも、その自然に魅せられていました。
数年前に大浦湾に潜るチャンスがあり、それから海の中の絵を描きたいと思うようになりました。
まだまだ思うような表現ができませんが、今回も何点か海の中の風景を展示しています。
それぞれの絵の背景には「ものがたり」があり、それを短い文章で絵に添えて展示しています。
絵と合わせてご覧ください。
会場の様子は以下の写真&動画でご覧いただけます。
また、展示期間中にイベントを開催します。
◆イベント
スライド&トーク
「氷の海へ、希望の海へ」
日時:6月22日(土)18:00〜19:30
参加費:1,000円(高校生以下無料)要予約
初めてアラスカの原野を旅したのは1997年。
北極圏の川をカヤックで下り、その後デナリ国立公園、南東アラスカなどを4ヶ月かけて旅しました。
すっかりアラスカの魅力に取り憑かれてしまい、それから定期的なアラスカ通いが始まります。
2008年に初めて訪れた、ブルックス山脈北側に広がるノーススロープから北極海へ至るツンドラの原野の風景は、自分が持っていた北極圏のイメージとぴったりと重なり魂が震えるような体験をしました。
そこは、毎年春になるとカリブーが南の山岳地帯から移動してきて、数十万頭の巨大な群れを作る、まさに原始自然がそのまま息づいている場所なのです。
その原始自然をそのまま残そうという先人たちの努力もあってノーススロープの一部は「北極圏野生動物保護区」として指定され保護されています。
ただ、そのエリアには原油の埋蔵が確認されていて、そこを開発するかどうかでずっとアメリカの世論は揺れています。
今のところ開発は免れていますが、伝説のようなカリブーの群れを見たいという思いもあり、4回ほどカヤックやパックラフトで旅しています。
アラスカのような原野でさえ開発の波が押し寄せていることに驚きますが、
自分の住んでいる日本では、ここ50年ほどの間にものすごい勢いで自然が破壊されてきました。
それは、今、この瞬間にも続いていて、中でも自分の体が抉られるような思いで関わり続けているのが沖縄・辺野古です。
辺野古で続けられている新基地建設の現場の大浦湾は、その生物多様性の豊かさもあって日本で初めてホープスポットに認定された海でもあります。
その大浦湾に潜る機会が数年前にあり、それからは素潜りですが、辺野古へ行くたびに大浦湾に入っています。
海は専門ではないのですが、その経験から大浦湾の様子もお伝えしたいと思います。
また、イベント当日の6/22は、14:00〜川口真由美さんたちのライブも予定されています。
真由美さんとはだいぶ前に辺野古でお会いしました。
抗議の現場で力強く歌う真由美さんに圧倒されたのを今でもよく覚えています。
その真由美さんとまさかコラボすることになるとは思いもしませんでしたが、スライド&トークの時に歌っていただくことになりました。
会場でお待ちしています。
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