黒斑山は日本離れした絶景が魅力の浅間連峰の山です。
登山経験はほとんどないけれど、ぜひ行きたい! とのリクエストでリピーターの方をご案内。
まずはウェアや装備を確認し、スノーシューを装着。 標高2000mの登山口から出発します。
降雪直後なので下の方でも新雪エリアがあります。
木々の冬芽は、それぞれに形が違うのでよく見ると楽しいのです。
中には思わず笑ってしまうような形をしているものもあります。 ただ歩いているだけでは気づかない、そんな自然の魅力をお伝えしながらゆっくりと登ります。 冬はなるべく汗をかかないように行動することが大切ですので、参加者のレベルに合わせてガイドが調整しながら歩きます。
こちらは展望の良い休憩場所。 遠くに北アルプスの山々も見えています。
がんばって登っていただいた甲斐がありました! 浅間山の素晴らしい姿を見ることができました。
せっかくなので、もう一息頑張りましょう。
急登を登りきったところがトーミの頭。
切り立った崖の上なので冬山感がバッチリですね。
トーミの頭からは浅間山と外輪山がよく見えます。
外輪山の山肌に横に走る線が火山の成り立ちを表しています。
ここは氷河期を経験した植生と、氷河期を経験したことのない植生が隣り合わせで見ることのできる、日本でも珍しい場所なのです。
今回は時間切れになったので、山頂は踏まずに下山することに。
山では無理をしないことが一番大切です。
トーミの頭からの絶景を見ることができたのでよしとしましょう。
下山はオリジナルルートで新雪の森の中へ。
大きなカラマツの間をスノーシューでふわふわと下ります。
こうして下山が楽しめるのがスノーシュー登山の魅力です。
森を抜けると明るい雪原に!
思わず歓声を上げたくなります。 ここにはノウサギの足跡もたくさん見られ、
まるでウサギたちが夜、運動会をやった後のようでした。
楽しかった新雪ダウンヒルもそろそろ終わりです。
ここは黒斑山の天然カラマツ林。
天然のカラマツの純林はなかなか見られないので、
とても貴重な場所なのです。
雪山初心者でもガイドと一緒なら安全に冬の自然を楽しむことができます。
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